M1チップ搭載のMacパソコンでSSDへの異常な書き込み問題が発生していたようです。
macOS 11.4 Big Sur以降で修正されたようですが、macOS 11.4 Big Surのアップデートは2021年5月24日頃とのことで、私が現在のパソコンを購入した時期とそんなに変わらないです。
現在使用しているパソコンにはSSDへの異常な書き込みエラーは影響していないのかと思いましたが、パソコンを使い始めて約1年となり、SSDの寿命についても気になるようになり調べてみることにしました。
私のパソコンはM1チップのMacBook Airを使っています。
メモリー8GB、SSD256GBの標準モデルです。
プログラミングの学習用として購入し、ほぼ毎日プログラミングの学習、学習用の動画視聴に使っておりました。
学習用として使用していたため、ブラウザを複数開いたり、youtube、AndroidStudioを開いていたりとパソコンに負担をかけた状態で使用していたような気がしますが約一年でどのくらい使用しているのでしょうか?
今回の記事でわかること
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M1MacパソコンのSSD状態確認方法
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SSDの書き込み、読み込み量の確認方法
SSD
近年はHDD(ハードディスクドライブ)に変わりSSDを搭載したパソコンが増えてきています。
SSDはHDDに比べ処理速度が非常に速く、動作音もほぼない、衝撃に強いなどメリットもたくさんありますが、使い続けることで劣化してしまします。
SSDには書き込みできる上限が決まっているのです。
TBWとは
TBWは「Total Bytes Written」(最大総書き込みバイト数)の略称で、大体TB(テラバイト)単位で表記されています。
SSDに書き込みできる上限のことですが、これを超えたらいきなりパソコンが使えなくなるということではないようです。
Macのパソコンでは、TBWの上限を公表しておらず、どのくらい使えるのか不明です。
SSDの状態を確認
Appleメニューから、このMacについてを開き
システムレポートを確認します。
左側のストレージをクリックします。
S.M.A.R.T.状況が検証済みであれば、現状問題ないようです。
ここにエラー表示があるときは、バックアップを作成し修理などの対応を行った方がよいようです。
SSDへの書き込み、読み込み量を調べる
ここでは、MacパソコンのSSDの書き込みと読み込みを行った総量を確認する方法を紹介いたします。
まずは、Homebrewからsmartmontoolsインストールを行います。
ポイント
Homebrewをインストールしていない方はまずインストールしてください。
インストール方法は下記を参考にしてください。
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あわせて読みたいM1MacにHomebrewをインストールする方法
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Homebrewがインストール済み
ターミナルを開く
smartmontoolsをインストールします。
下記をターミナルに入力し、Enterキーを押します。
command brew install smartmontools
次に
command
brew list
と入力します。
smartmontools が表示されれば無事にインストールが完了しています。
command diskutil list
のコマンドでSSDがどこに割り当てられているか確認することができます。
特別な操作をしていない限り、はdisk0にSSDが割り当てられているはずですので、
下記のコードをターミナルに入力し、Enterキーを押します。
command smartctl -a /dev/disk0
すると結果が出力されます。
Data Units Read: 140.076.280 [71.7 TB]
こちらが総読み込み量 71.7TB となります。
Data Units Written: 125,725,310 [64.3 TB]
こちらが総書き込み量 64.3TB となります。
調べてみた結果
調べてみた印象は、思っていたい以上に書き込みしてる!という印象でした。
M1チップ搭載のMacパソコンのSSDの書き込み量の上限がわからないので、このままの状態で使い続けるとあと何年で寿命となってしまうのか正確にわかりません。
私は、1年間ほぼプログラミング学習で使ってきましたが、同時に動画編集など行なっていたらどうなっていたのかも知りたいところでした。
その結果によっては、メモリを8GBから16GBに増設するか、SSDを512GBに増設するなど検討したほうが良いのかもしれません。
SSDの劣化が早いという情報も、SSDが出始めた頃の話が多いように感じました。最近のSSDは性能もよくHDDよりも劣化が遅いという記述も見かけており。
SSDの寿命問題はそこまで気にすることなく、パソコンの寿命として考えておけばよいのではないかと考えています。
これまでは、パソコンはネット検索、動画視聴が主な用途でしたので、パソコンの買い替えは7年から10年に一度くらいのサイクルでした。
今後、プログラミングや動画編集などが主な用途となる場合には、そのパソコン自体の寿命というより、性能が追いつかなくなってきた時点で買い替えを検討することになると思っており、その場合には3年から5年くらいが目安になるのかと考えています。
Web検索や動画視聴などをメインにパソコンを使用している方でしたら、SSDの寿命についてはそれほど考えなくてもよいのではというのが今回調べてみて感じた印象となります。
ただし、もしものために普段からバックアップは行なっていた方が良さそうです。
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SSDの寿命の問題については引き続き調査していきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。