アガベとは、メキシコを中心にアメリカ大陸、南米の熱帯地域、カリブ諸島などに分布している多肉植物です。 種類は世界中に約300以上あると言われており、大型の多年草で数十年かけて大きなロゼットを作ります。
ロゼットとは
単縮した茎から束生した葉が地に接して放射状に並ぶ状態
アガベはテキーラの原料として知られています。
日本ではリュウゼツラン(竜舌蘭)という和名が存在しており、文字通りトゲトゲして竜の舌のような形をしています。漢字で蘭と書きますが、蘭の仲間ではありません。
アガベの管理方法について
多肉植物全般的にですが日当たりがよく、風通しのよい場所が好きです。風通しの良さは特に重要です。
暑さ寒さには強い種類で、一年中屋外で管理することも可能ですが、寒冷地では冬季に室内に移動させるか、保護措置を取りましょう。
冬場、日当たりが少ないと徒長してしまうことがあるので注意が必要です。
育成期の春から秋にかけては、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。
冬場に日当たりが良くない、湿度の高い夏場に水を与えすぎてしまうなどで徒長してしまうことがあります。基本的にとても強い植物なので、過酷な環境でも管理することが可能な植物ですが、アガベの綺麗な形を保つためにはコツと見極めが必要となるようです。
それぞれ環境や個体も違うので、その個体にあった管理方法を見つけることが重要となります。
徒長(とちょう)とは
茎・葉や植木の枝がむだに伸びてしまうこと。アガベの歯も長細く伸びてしまう形が崩れてしまうこと。
下記は栽培中のアガベチタノタですが、管理がうまくいかず徒長してしまい、葉が細く長く伸びてしまいました。
原因は水のやり過ぎだったと考えています。
アガベは少なめに管理した方が良型の個体に育つようです。
アガベチタノタは短く太く棘が鋭いところが魅力的です。
このような状態になってしまうと、締めて育てることは難しくなってきます。
この個体はこれも個性と考え大事に育てたいと思います。
アガベチタノタ
チタノタは強烈な棘を持ちアガベの中でも歴史が古く、流通量が最も多く、とても人気のある種類です。
栽培されるものの多くはフィリペオテロという方が採取した FO 76とういう種子から育成された系統であり、この系統は普通種よりも葉が短く棘が大きいという特徴がある。
アガベは品種改良もすすんでおり、魅力的な個体が多いです。
また、アガベはとても丈夫なため、初心者も栽培が容易と言われています。
実生からでも、形よく育て上げることができるのも魅力です。
管理し初めて、3年ほど経つアガベチタノタです。
一年を通して屋外管理していましたが、購入時より株が開き気味となってしまいました。
管理方法を変更し、2022年4月から室内でLEDでの栽培に切り替え、水分を減らし締めて育てることにしました。
室内LEDによる効果があるのか検証していきます。
上記写真は、フルスペクトル LED植物育成ライト 24WというLEDの下で撮影しました。
フルスペクトル LED植物育成ライトを2灯購入し管理を行いました。
上記は、昼光色っぽい色合いです。
安価で良い製品でしたが、現在は下記製品を使って管理しています。
白系のライトで、上記商品よりかなり明るい印象です。
塊根植物愛好家に人気のアマテラスのLED、上記と比べかなり高価な商品です。
商品による違いを見てみたいところですが、価格が4倍くらい高いので諦めました。
安価でも良いLEDがたくさん出ており、いろいろ試してみようと思います。
アガベホリダ
アガベホリダもチタノタに次ぐ人気のある種類です。
チタノタのようなガッチリとした形でなく、細身で薄い葉をしています。
購入間もない小さな個体です。若干元気がないように見えますが、丈夫な植物なので発根すれば力強い個体に育ってくれるでしょう。
こちらもチタノタ同様に室内でLEDでの栽培で様子を見ていきます。
最後に
LEDでの栽培が良型の個体を育てるという情報を見かけました。
形が崩れてしまったアガベや、大好きなパキポディウムなど屋内のLEDでの栽培に切り替えました。
定期的に経過を記録していきたいと思います。
屋内栽培はいつも好きな植物を観察できるのでおすすめです。
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